登山の知識、アプリのアップデート情報、YAMATOMOの最新ニュースをお届けします。
富士山の9月10日は、4ルートの開山期間が終わる日です。2026年も吉田・須走・御殿場・富士宮の各ルートは開山期間を終了しました。ただし、道路の通行止めや救護所・山小屋・トイレの終了日時は、区間や施設によって異なります。閉山直前の9月8日か…
ゴールデンウィーク前後、雪解けが進んだ稜線——気温は意外と高く、麓は半袖で十分。けれど稜線の北側斜面には硬く凍った雪が残っており、ピッケルとアイゼンがなければ通過できない区間がある。これが「残雪期」の山です。あなたは、夏装備で登れる区間と、…
ようやく取れた連休、せっかくなら山に行きたい——でも、テレビで映る満員の登山道や山小屋の行列を見て、「やっぱり今年もやめておくか」とためらった経験はありませんか? ゴールデンウィークの山岳地帯は確かに混みます。でも、ちょっとした工夫で「人気…
麓は桜が満開、街は半袖でも汗ばむ陽気。「もう春だから雪山リスクはないだろう」——この油断が春山の遭難事故を生み出します。実は雪山の本格シーズン(厳冬期)よりも、雪解けの進む春のほうが遭難件数が多くなる年すらあります。あなたは「春の山に潜む見…
ふっと深呼吸すると、肺いっぱいに広がる若葉の匂い。木漏れ日が地面に作る光の模様。あちこちで湧き上がるウグイスの声。5月の低山は、一年でもっとも心地よい登山体験のひとつです。あなたは「登山にはなんとなく興味があるけど、北アルプスや雪山はまだ早…
毎年6月になると、登山予定が天気予報と毎日にらめっこ。「土日が雨マーク続き、結局1か月山に行けなかった」と感じるのが梅雨の登山者です。あなたは「梅雨は登山にとって完全にオフシーズン」と思っていませんか? 実は、判断軸とリスク管理を理解してい…
「来月、北アルプスに行くんだ」——そう決めたあと、出発までの数週間、あなたは何をしていますか? ザックを準備するだけ、というのではちょっともったいない。実は出発前の3週間の使い方で、夏山の体験は大きく変わります。装備のメンテナンス、足慣らし…
「日本一の山に登る」——その響きに、特別な思いを抱く人は多いはずです。富士山は標高3,776m、日本最高峰。一方で、他の登山では出会わない独特の難しさを抱えた山でもあります。あなたは「夏は誰でも登れる山」と思っていませんか? 毎年、軽装と弾…
「富士山って、いつから登れるの?」——夏が近づくと、毎年多くの人が検索するこの疑問。実は富士山には、誰でも登ってよい「山開き」から「山じまい」までの短い夏の開山期間しかありません。
8月11日は、国民の祝日「山の日」。海に親しむ「海の日」はよく知られていますが、山の日は2016年に施行されたばかりの、最も新しい国民の祝日です。
「いつかは北アルプス」——登山を始めると、誰もが一度は思い描く目標です。槍ヶ岳、穂高、剱岳、立山——名前を聞くだけで胸が高鳴る山々が連なっています。でも「最初の一歩、どこから入ればいいんだろう」と迷うのもまた事実。あなたは「3,000m級は…
下山して鏡を見たら、顔は真っ赤、首の後ろの皮は剥けかけ、目は充血して涙が止まらない——夏山あるあるの「やられた」状態です。あなたも経験ありませんか? 山で受ける紫外線は、街中とは桁違いの強さです。「日焼け止めを塗ったから大丈夫」では追いつか…
「9月だからまだ夏でしょ」と稜線で半袖になって写真を撮り、雨と風で一気に体温を奪われ、震えが止まらなくなった——秋山では珍しくない場面です。あなたは「低体温症は冬山の話」と思っていませんか? 実は秋こそ、油断と気象条件が重なって低体温症が発…
「あの山の紅葉、来週末がピークかな?」——毎年秋になると、登山者の頭を悩ますのが見頃の予測です。あなたも休みを取ってわざわざ遠くへ向かったのに「すでに散っていた」「まだ青葉だった」という経験はありませんか? 紅葉の見頃予測は、桜の開花予想以…
「先週まで暑かったから」と、つい夏のままの装備で出かけたら、稜線で凍えて何度も後悔した——秋の山ではあるあるの失敗です。あなたは「いつ、どんなアイテムを夏装備から切り替えるべきか」を、自分の判断軸として持っていますか? 秋装備は、ただ「重ね…
夏に何度も登った山なのに、冬に行ったら全く別の景色。トレースは消え、稜線は風で雪が舞い上がり、足元は氷化した雪——冬山は本当に「別の山」です。あなたは「雪山も山には違いない、装備さえ整えれば」と思っていませんか? 冬山は装備だけでなく技術と…
「上下も前後もわからない、自分が立っているのか倒れているのかすら判断できない」——ホワイトアウトの中に取り残された登山者は、よくこう表現します。あなたは「ホワイトアウト=強い吹雪」と漠然と思っていませんか? 実は、青空の下でも風一つで起きう…
雪に覆われた静かな森、霧氷で輝く樹々、氷点下の空気の透明感——あなたも一度は雪山の写真を見て「いつかは」と思ったことがあるはずです。でも、いきなり北アルプスや八ヶ岳の冬山に挑むのは現実的ではありません。雪山デビューには「練習用に最適な低山」…
アイゼンを買って雪山に出かけたものの、急斜面で前爪がうまく刺さらず、ずるずる滑って怖い思いをした——そんな経験はありませんか? アイゼンは「履けば自動的に滑らなくなる」道具ではありません。雪面の状態や斜面の角度に応じた「歩き方」を知ってこそ…
春の登山は「どの山に、いつ行けばいいか」が分かりにくい季節です。低山では桜や新緑が楽しめる一方、同じ時期に標高の高い山はまだ雪に覆われています。高度によって季節が大きく異なるため、初心者が「春だから登れる」と思って出かけると、想定外の残雪や…
夏山に登りたい気持ちはあるけれど、暑さが心配で踏み出せない——そういう方は少なくないはずです。ところが、標高が上がるほど気温は下がるという大気の性質を利用すると、真夏でも平地より涼しい環境で歩くことができます。この記事では「標高と気温の関係…
秋の山で服装に困る理由は、一日のなかで気温が大きく変わるからです。標高の高い山では、夜明け直後と昼前とで10℃以上の差が出ることも珍しくありません。「朝は寒くて昼は暑い」という状況に、一枚の服で対応しようとすると、どちらかで必ず失敗します。
「低山だから冬でも大丈夫」と思って出かけ、山頂で体が震えて動けなくなる——これは決して珍しい事故ではありません。標高1,000メートル以下の低山でも、冬の山には街とは異なる危険が重なっています。雪が積もっていなければ夏と同じ装備で登れる、と…
梅雨の時期(おおむね6月〜7月上旬)に「山に行きたいけれど、雨だと危ないのでは」と迷う方は多いと思います。答えを先に言うと、梅雨でも登山は可能です。ただし「雨でも大丈夫」と断言できるかどうかは、山の標高・地形・その日の降雨の種類によって大き…
3月の山は、カレンダーの上では春でも、実際の状況は冬山と春山が混在しています。低山の登山口ではフキノトウが顔を出していても、稜線には残雪が残り、朝晩は氷点下になることがあります。初心者にとって3月が難しいのは、「春だから大丈夫だろう」という…
4月の山は、標高によって全く異なる季節が重なります。麓では桜が満開を迎えているのに、少し標高を上げると雪が残っている——この「垂直の季節差」こそが、4月登山の最大の面白さです。同時に、この二重性が判断を難しくします。「桜が咲いているから春の…
5月は登山を始めるのにちょうどよい時期だと言われます。気温が上がり、低山では鮮やかな新緑が広がり、長い休暇も取りやすい。しかし同じ理由で、ゴールデンウィーク(以下GW)を中心に登山口や山頂が一年で最も混雑する時期でもあります。
6月に登山を計画すると、周囲から「梅雨だから無理じゃない?」と言われることがあります。確かに6月は梅雨前線が本州付近に停滞し、雨や霧の日が続きます。しかし「梅雨だから山に行けない」と判断するのは早計です。梅雨の晴れ間には湿度の高さが生む緑の…
7月は、日本の多くの高山で「夏山シーズン」が本格的に始まる月です。梅雨が明けると青空と稜線が広がり、登山を始めたいと思っている人が最初の一歩を踏み出しやすい時期でもあります。同時に、標高2,000メートルを超える山では高山植物が一斉に咲き始…
8月は1年で最も多くの人が山へ向かう月です。学校の夏休みとお盆休みが重なり、日本百名山の登山口や人気の山小屋は週末を中心に混み合います。「夏山デビューにちょうどいい」と思いながらも、「暑さや雷が心配」「お盆は混雑がひどいと聞いた」という声も…
9月は登山カレンダーのなかで最も「判断力」を問われる月です。標高の高い山では草紅葉が始まり、涼しくなった空気が行動を楽にしてくれる一方で、台風シーズンの本番と重なります。「夏山の延長」のつもりで計画を立てると、気象の急変や増水に対応できない…
10月に登山を計画するとき、「紅葉はどの山が見ごろなのか」という問いは、実は「どの標高帯を、いつ歩くか」という問いに置き換えられます。紅葉の前線は春の桜前線とは逆に、高い標高から低い標高へと下りてくるため、同じ10月でも上旬・中旬・下旬で見…
11月の低山は、落葉が進んで見通しがよくなり、虫もほぼいなくなります。夏や秋のにぎわいが落ち着くぶん、静かに山を歩ける季節です。一方で、気温の低下と初雪のリスクは、夏山とは別の準備を求めます。「11月でも低山なら大丈夫」という認識は、この季…
12月の山で最初に立ちはだかる問題は、寒さよりも「日の短さ」です。冬至(12月21日前後)をはさんだこの時期、日本の多くの山域では日没が16時台に訪れます。夏山と同じ感覚でコースタイムを組むと、下山中に暗闇が追いかけてきます。
1月は、日本の山が一年でもっとも厳しい条件になる月です。平地で「寒い」と感じる日でも、標高1,000メートルを超えれば気温はさらに10度以上低くなり、風が加われば体感温度は想像を超えて下がります。初心者がこの時期に山へ行くことを諦める必要は…
2月の山が特別に見える理由は、霧氷と樹氷にあります。木の枝が白く輝き、斜面全体が結晶で覆われた光景は、他の季節では見ることができません。「冬山は危険」と聞いて足が止まっている初心者にとっても、霧氷・樹氷を目的にした日帰りの低山登山は、条件を…
初日の出を山頂で迎えたい、という気持ちから登山を始める人は少なくありません。ただ、元日の早朝は1年のなかで最も条件の厳しい時間帯のひとつです。暗い中での入山、冬の稜線の寒さ、混雑する山頂——これらを事前に想定して計画を立てることが、安全に初…
シルバーウィークは、秋の登山シーズンのなかでも特に混雑が集中する時期です。紅葉の見頃と長い連休が重なるため、人気の山域では登山口の駐車場が前夜から満車になり、山頂や山小屋に長い行列ができることがあります。初めて秋山を計画する人が「思っていた…
お盆の帰省中、「せっかくだから地元の山に登ってみたい」と思う人は少なくありません。ふだん暮らす都市とは違う山が近くにある、子どものころに眺めていた山がある、そういう場所で登山を試してみる機会として、お盆休みはたしかに使いやすい時期です。
「桜が咲く山に登ってみたい」と思ったとき、最初に迷うのは山の選び方です。桜の名所として知られる山は全国に数多くありますが、登山初心者が花見目的で選ぶ場合、眺めの良さだけを基準にすると思わぬ落とし穴があります。残雪・混雑・悪天候という春特有の…
「今年の紅葉はどの山が見頃ですか?」という問いに、一枚のカレンダーで答えることはできません。紅葉の時期は標高・緯度・その年の気温の三つが絡み合って決まるからです。しかし、この三要素の関係を理解すると、「だいたいいつ頃、どのあたりの山を狙えば…
「高山植物の山」と検索する人が最初に知りたいのは、「どの山に、いつ行けば花に会えるか」という一点です。この記事では、日本国内で高山植物の豊かさで広く知られる10山を取り上げ、それぞれの見頃の時期・特徴的な植物・初心者が押さえるべき注意点を整…
冬の低山を調べていると、「霧氷が見られる」という言葉に出会うことがあります。雪山ではなく低山なのに、木々が白く輝く写真。あれは何が起きているのか、どんな山で見られるのか、初めて行くときに何を準備すればよいのか——この記事ではその疑問を順番に…
登山を始めた人が最初につまずくのは、技術よりも「次にどこへ行けばいいかわからない」という計画の空白です。春に低山を歩いて楽しかったのに、夏が来ると何をすべきか迷い、秋冬になると自然と足が遠のく——そうして一年目に登山をやめてしまう人は少なく…